逆さ紅葉と逆さ新緑で、アクリル板に映る絶景はテレビ局も取材に来るほど、四季が美しい寺院です。
観光時間:約10分
栄久山 寿福寺
所在地:佐世保市江迎町 276
真言宗智山派の寺院。山号は「栄久山」 御本尊 釈迦三尊像
九州二十四地蔵尊第 15 番札所及び九州八十八ヶ所第 76 番札所です。
歴史好きな社員のヒトコマ
「寿福寺というお寺です、ここは有名な所でテレビ局もよく取材に来るところです。庭園が有名で、広間の畳の一部をはがしてアクリル板を置き、庭園を逆さに映して上下同時に観るとです。逆さ庭園です。先日もお話を聞かせてもらいにお伺いしました」
玄関に入り、ごめん下さいと言うと、若奥様が出てこられた。
「どうも、この前はありがとうございました」
「あら、大田尾さん、どうぞ中へお入りください」すると「おや、どうぞ…」と、ご住職も笑顔で出てこられた。
突然の私たちの訪問であったが、皆さん温かく迎えて下さいました。
「その時季になりますとここにアクリル板を敷いて庭園の逆さ紅葉を楽しんで頂きます。
以前はロータリーの皆さんの会合やら、檀家さんたちがたくさんみえてご覧頂いたのですが、コロナの影響で今はほとんどおみえになりません」
初めて、しかも突然現れた私にもご丁寧に説明を頂きました。有難いことでした。
相方によると、ある日檀家さんたちが法要か何かで集まっていると広間に並べられていた長テーブルに庭園の紅葉が逆さに映っていて、それがとっても綺
麗だったのがアクリル板を敷くはじまりだったそうですとのこと。この日、残暑厳しい8月のことでしたが、寺内は静寂として、庭園は四季それぞれに美しく蝉の声を聞きながら深緑の夏の庭園を堪能させて頂きました。